こんにちは。ゲリコマです。
最近世間でよく言われるDeFiという資産運用方法を皆さんご存知ですか?
DeFiはすごく奥が深く、今後の金融に革命をもたらすと言われていますね。(もう革命きてるかも、、)
そんなDeFiですがやはり中央集権型ではないので闇が多いのは間違いありません。
本記事ではそんなDeFiのリスクを徹底的に解説し、資産の防衛のための知識として養ってもらおうと執筆しました。
DeFiについてまだよくわからないという人は、こちらの記事をご覧になってからお読みください。
DeFiのリスク
変動損失(インパーマネントロス)
1つ目は、インパーマネントロスです。
DeFiのイールドファーミングには、所持している資産をLPトークンに変えた後に流動性を持たせる資産運用方法でした。
このLPトークンとは時価評価がリアルタイムで変動しており、常に1:1で保たれています。
つまり、自動で調整が行われるということですね。
なので、LPトークン作成時の枚数と1ヶ月後の枚数は違う可能性があり得ます。
LPトークンに変えずに持っておいた方が時価評価上がってたーー泣
というのをインパーマネントロスと言います。
しかし、仮想通貨の価格動向の流れを完璧に読むことは不可能ですよね。
あまり気にしなくていいのかなとは思います。
しかし、もう1つこのインパーマネントロスで知っておかなければならないことがあります。
例えば、、、【1BTC = 100ドル 1USDT = 1ドル】の時
ステーキングした時
1ヶ月後(価格が変動して)【1BTC = 400ドル 1USDT = 1ドル】
になると自動調整プログラムによる調整が入り、、、
【1BTC = 400ドル 1USDT = 1ドル】
になります。
あれ!?100ドル減ってるやん!おかしくね!?
インパーマネントロスの特徴の2つ目やな
インパーマネントロスには複雑な計算式があり、自動調整プログラムで調整する際に行われています。(詳しくはInpermanent Loss Calculatorで検索してみてください)
その時に変動損失がどれだけ起きているかを調べることができます。
ちょっと面倒だなと思う人は早見表を作ったので参考にしてください。
早見表 |
1.25倍の価格変動 = 0.6%の損失 |
1.50倍の価格変動 = 2.0%の損失 |
1.75倍の価格変動 = 3.8%の損失 |
2倍の価格変動 = 5.7%の損失 |
3倍の価格変動 = 13.4%の損失 |
4倍の価格変動 = 20.0%の損失 |
5倍の価格変動 = 25.5%の損失 |
今回の場合は黄色のマーキングをしているところに該当しているので20%の損失が出ているというわけです。
インパーマネントロスに対するリスク回避の方法
仮想通貨はなかなか価格動向が予想しづらいのでこれといった予防策はないのですが、強いて言うなら価格変動が少ないような仮想通貨を選んだり、試しにファーミングしてみて研究するのがいいかもしれませんね。(具体的な策でなくてすいません)
年利変動
DeFiの年利は日々変動します。
僕がファーミングを行なっているファーム(BNB ー CAKE)は僕が当初、ファーミングをしたときは、年利34%くらいでしたが今は33%を少し下回る年利です。
年利が決まるのは大きく2つの要因です。
・コインやプールの信頼度
・利息でもらえるトークンの価格の変動
流動性プールの総資金量の変動
これには次のようなことが成り立ちます。
流動性プールに資金が少ない → 年利が高い
流動性プールに資金が多いということは、信頼されているということですよね。
その分手数料としてもらえる金額は減るということですね。
逆にあまり聞いたことがない信頼性の低いプールだと手数料として払える金額は増えるので年率が上がるということです。
コインやプールの信頼度
先程の話と類似しますがコインやプールの信頼度が高いとそれだけでも年率が変動してきます。
そのコインやプールが安全な可能性が高いためですね。
利息でもらえるトークンの価格の変動
僕がファーミングをしている【BNB ー CAKE】は利息としてもらえるトークンがCAKEのコインです。このCAKEコインは価格変動が大きいので有名です。このCAKEの価格の変動でも年率は少し影響してきます。
年利変動に対するリスク回避の方法
これに関しても完璧に回避するのは難しいと思いますが、価格の比較的安定したトークンをもらえるプールを使用するかしかないと思います。やはり試しにファーミングするのが一番いい方法だと思います。(これも具体的な策でなくすいません)
詐欺行為(ラグプル)
ラグプルとは、プロジェクト側が流動性プールのトークンを抜き出す行為です。
この抜き出されたトークンはまず戻ってきません。誰が抜き出したか特定したところで法的にはどうしようもないからです。
その瞬間、プロジェクトのトークン自体も全て売りに出され、暴落してしまう可能性もあります。
そしてもう1つに、そもそもDeFiのプロジェクトは管理者はいないですが、人間が作ったプログラムのコードです。プログラミングの詳しい人間は、読み取ることも可能みたいです。その穴を見つけ、プロジェクトの内側に入り、プールの資金を抜き出すこともできるハッカーもいるみたいです。
DeFiは今流行りなので詐欺が多いので注意が必要です。
ラグプルに対するリスク回避の方法
DeFiを行う時には、年利だけではなく、プロジェクト自体の信頼性などを見極めることです。
年利が高い = リスクが高い というのはDeFiでも同様なので注意しましょう。
最後に
各国の規制当局はDeFiに対して明確な規制を設けてはいません。
これは法的にも同じで、詐欺行為などがあっても国は関与できないということです。
このようなこともあり得ます。
DeFiに国から規制が入った!どうしよう!!
規制当局の対応は日々変化するのでしっかりとアンテナを張り、情報収集することが必要です。
最初は、少額で行うのがいいですよ。
それではまた。
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