
【第91話】ウォーキングとランニングはどっちが痩せる?——“消費×継続×故障率”で決める最適解
こんにちは、ジェマです。脂肪討伐日記、第91話!今朝の体重は94.0kg。体感としては脚が軽く、日中の眠気も少なめ。今日のテーマは定番の二択、「ウォーキングとランニング、どっちが痩せる?」。
結論:時間あたりの消費はラン>ウォーク、継続性と故障率はウォーク>ラン。痩せるのは“トータル消費×継続期間”で決まるので、日常:ウォーク基盤/時間がない日:ショートラン or 傾斜ウォークのハイブリッドが最強です。筋トレとの干渉まで含めて、実務で回せる運用を作っていきます。
本記事の内容
◆現在のステータス【2025年9月15日】
項目 | 数値 |
---|---|
身長 | 170cm |
体重 | 94.0kg(前日比:±0kg) |
BMI | 約32.5 |

今朝の体重計(2025年9月15日)
◆本日の食事&マクロ報告(歩く日ミックス)
食事 | 内容 | kcal | P | F | C |
---|---|---|---|---|---|
朝 | オートミール粥+ホエイ+半熟卵1+ブルーベリー | 540 | 38g | 16g | 62g |
昼 | 鶏胸グリル200g+玄米+海藻サラダ(オリーブ油小さじ1) | 720 | 62g | 20g | 76g |
夜 | サーモン蒸し+雑穀米+きのこスープ(黒酢少量) | 710 | 56g | 24g | 68g |
間食 | ギリシャヨーグルト150g+キウイ+くるみ10粒(蜂蜜小さじ1) | 320 | 25g | 14g | 26g |
夜食 | プロテインシェイク+カッテージチーズ | 230 | 26g | 5g | 12g |
合計:約2,520kcal、P=207g、F=79g、C=244g。
歩数を稼ぐ日は食物繊維+水分+電解質をやや増やすと、間食暴走が抑えられます。
◆どっちが痩せる?——“1分の強さ” vs “1日の強さ”
- ランニング:1分あたりの消費が高く、短時間で汗をかける。時間が足りない平日のカードとして優秀。
- ウォーキング:故障率が低く、会話できる強度(Zone2)で長く続く。NEAT(生活活動)を底上げしやすい。
痩せるのは総和。30分ラン=60〜90分ウォークのように置き換え可能。重要なのは、週合計の活動量を安定させることです。
◆筋トレ民の視点:干渉を最小化する配置
- 脚トレ日前日:長時間ランは避ける→傾斜ウォーク30〜40分へ。
- 脚トレ翌日:回復目的のLISS(Zone1〜2)20〜30分が吉。血流でだるさを流す。
- トレ直後:ショート有酸素はバイク or 傾斜ウォーク15〜20分が無難。着地衝撃を減らす。
◆時間別テンプレ(3択)
- 忙しい平日(30分枠):
ラン10分(RPE7)→歩5分→ラン10分→歩5分=合計30分。心拍のピークを2回作る。 - 余裕のある日(60分枠):
傾斜ウォーク5〜8%で60分。会話可能を維持。フォーム練習に最適。 - 関節ケア優先:
バイク40分(80–95rpm)+ウォーク20分。膝や腰が気になる週の安全策。
◆フォーム&ギアの小ワザ
- ウォーク:重心はやや前、踵着地→ローリング→母趾球。腕は肘90°で後ろに引く。
- ラン:接地時間を短く、ピッチ170〜180目安。視線は15m先、体幹は“高い姿勢”。
- シューズ:ウォーク=クッション/安定。ラン=厚底すぎず足に合うもの。紐は甲でしっかり。
◆“消費の見積もり”はザックリでOK
強度 | 目安 | 消費(体重94kg・30分) | コメント |
---|---|---|---|
平地ウォーク | 時速5.5〜6km | 約170〜230kcal | 日常の積み上げ枠 |
傾斜ウォーク | 5〜10% | 約220〜300kcal | 膝負担が少なく心拍が乗る |
ラン | 時速8〜10km | 約350〜500kcal | 短時間高効率。翌日の脚を見て配置 |
数値は個体差が大きいので、週平均体重の変化と主観RPEで調整するのが現実解。
◆“痩せるためのKPI”——行動を数字に落とす
- 週合計ウォーク:150〜300分(Zone2)
- ラン頻度:0〜2回(各20〜30分)から。増やすのは違和感ゼロが続いてから。
- 日歩数:7000〜10000(中央値で管理)。
◆“太らない食べ方”とセットにする
- 出発30〜60分前:水300ml+バナナ1/2 or 小さなおにぎり。
- 帰宅30分以内:水300ml+プロテイン。ランの日は果物少量でグリコーゲン補給。
- 夜遅い運動は短く:睡眠の質>消費。就寝2〜3h前に終える。
◆ケース別:あなたはどっちを増やす?
タイプ | おすすめ | 理由 |
---|---|---|
体重が重い/関節不安 | 傾斜ウォーク+バイク | 着地衝撃を下げつつ心拍を上げられる |
タイム貧乏 | ショートラン(20分) | 出力が高く時短で消費できる |
筋トレ優先 | トレ後に歩く15〜20分 | 干渉が小さく、フォーム練習にもなる |
メンタル回復 | 朝の光を浴びるウォーク | 概日リズムが整い、食欲も安定 |
◆“歩く力”を底上げする生活ハック
- 駅は一駅手前で降りる。
- エレベータ→階段ルール。
- 電話は“歩きミーティング”。
- 買い物は徒歩圏で完結させる配置に。
◆ありがちなNGとリカバリー
- NG:いきなり毎日ラン → 対策:週1〜2回から。ランの翌日はウォークで回復。
- NG:空腹ランでフラフラ → 対策:小さな炭水化物を入れてから。低血糖は事故のもと。
- NG:“60分ジョグ”の惰性 → 対策:テンポ変化 or 傾斜で刺激を変え、残りは歩数で稼ぐ。
◆Q&A(ウォーク×ラン 編)
- Q:減量期はラン必須?
A:必須ではありません。歩数×筋トレ×食事が回っていれば十分に落ちます。 - Q:EPOC(運動後燃焼)狙いでランすべき?
A:EPOC単体の寄与は小さめ。週合計の運動量を優先し、睡眠・食欲の安定を崩さないこと。 - Q:膝が痛いけど走りたい…
A:まずは傾斜ウォーク+バイクで土台作り。痛みゼロの期間を作ってから、短いランへ。
◆“開発に置き換える”負荷分散アーキテクチャ
ウォークは常時稼働のスケールアウト、ランはバースト対応のスケールアップ。
平時はウォークで安定スループットを確保し、時間がない日はランでピーク処理。
片方だけに依存せず、負荷分散でシステム(身体)を落とさずに脂肪を削る——これが現場最適です。
◆今日のまとめ
- 時間効率はラン>ウォーク、継続性と安全性はウォーク>ラン。
- 日常はウォーク基盤(150〜300分/週)、時間がない日はショートランで山を作る。
- 脚トレ前後は傾斜ウォークで干渉を抑える。食物繊維・水分・電解質で“食べすぎ”も封じる。
◆次回予告
第92話では「“朝・昼・夜・間食”の歩数割り当て——NEATを設計して一日の消費を底上げする」を解説。
万歩計を行動ダッシュボードに変える運用を公開します。
◆本日のひとこと
「速さで削るか、長さで削るか。設計が答え。」
◆読者のあなたへ
あなたは“歩く派”?“走る派”?距離・時間・コースの工夫をコメントで教えてください。
それではまた、“設計で燃やす毎日”でお会いしましょう!
――ジェマ
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