
【第82話】お酒で筋肉は落ちるのか?—“量・タイミング・設計”で味方に変える実務論
こんにちは、ジェマです。脂肪討伐日記、第82話!今朝の体重は94.0kg。ここ数日は睡眠が安定してパフォーマンスも悪くない。今日のテーマはずばり、「お酒を飲むと筋肉は落ちるのか?」。答えはシンプルで、“設計次第”です。
アルコールはカロリーもあり、回復や睡眠に影響する一方で、頻度・量・タイミング・食事の組み合わせを整えれば、筋量を守りながら社会生活も楽しめる。今回は“現実に回る”運用術をまとめます。
本記事の内容
◆現在のステータス【2025年9月6日】
項目 | 数値 |
---|---|
身長 | 170cm |
体重 | 94.0kg(前日比:±0kg) |
BMI | 約32.5 |

今朝の体重計(2025年9月6日)
◆本日の食事&マクロ報告(ノー“悪酔い”設計)
食事 | 内容 | kcal | P | F | C |
---|---|---|---|---|---|
朝 | オートミール+ホエイ+バナナ1/2+くるみ少量 | 510 | 36g | 15g | 60g |
昼 | 鶏胸ソテー+玄米+アボカド1/4+ブロッコリー | 720 | 60g | 22g | 78g |
夜 | 赤身ステーキ150g+雑穀米+グリーンサラダ(オリーブ油小さじ1) | 730 | 58g | 24g | 72g |
間食 | ギリシャヨーグルト+はちみつ少量 | 240 | 22g | 5g | 28g |
夜食 | プロテインシェイク(就寝2h前)+キウイ | 230 | 26g | 3g | 24g |
合計:約2,430kcal、P=202g、F=69g、C=262g。飲みの予定がある日は、昼までに炭水化物を仕込み、夜は高タンパ+低脂質に寄せて総量をコントロールします。
◆なぜ“お酒=筋肉が落ちる”と言われるのか?(メカニズム3点)
- 合成シグナルの鈍化:アルコールは筋タンパク合成のスイッチを弱めやすい。トレ直後〜数時間の大量飲酒は特にNG。
- 睡眠の質低下:寝つきは良くても深睡眠が落ち、回復やホルモン分泌に影響。
- 行動の連鎖:判断力が下がり高脂肪×高糖質のつまみに流れがち。結果、総カロリー超過へ。
ただし、“適量・適時・適メニュー”ならダメージを最小化できる。つまり「ゼロか100か」ではなく、運用力が勝敗を分けます。
◆“筋量を守る”アルコール運用5原則
- 頻度を設計:週0〜2回が基本線。連日飲みは回復負債になりやすい。
- 量を限定:ビール小瓶1〜2本、ワイン1〜2杯、ハイボール2杯程度を上限目安。
- タイミングを外す:筋トレ直後〜6時間は避ける。どうしても飲むなら翌日以降のトレを調整。
- 水とPを同時に:1杯につき水1杯。開始前に高タンパ食を入れて筋分解を抑える。
- “糖×脂”の同時ヒットを避ける:揚げ物+甘い酒は最凶の組み合わせ。刺身・焼き鳥(塩)・豆腐で守る。
◆ドリンク&つまみの“安全地帯マップ”
カテゴリ | 選び方 | コツ |
---|---|---|
ビール | 最初の1杯まで or 小瓶 | のど越しを楽しんだら蒸留酒へスイッチ |
蒸留酒 | ハイボール/焼酎ソーダ/ジンソーダ | 甘味料ゼロでカロリー抑制、割りは薄め |
ワイン | 赤・白どちらも1〜2杯 | チーズ山盛りは回避、海鮮や白身肉と合わせる |
カクテル | 避けるか、スピリッツ+ソーダの直球系 | シロップ・ジュース入りは血糖急上昇 |
つまみ | 刺身、枝豆、焼き鳥(塩)、冷奴、海藻サラダ | “揚げ物連打”と“締めラーメン”は別腹ではなく別の脂肪 |
◆ケース別:飲み会の“筋量セーフティレーン”
- 仕事終わりの急な一杯:
直前にヨーグルト or プロテイン+バナナ半分 → 乾杯はビール小→すぐハイボールへ → つまみは刺身/焼き鳥塩/サラダ。 - 週末の会食(コース):
昼までに炭水化物を確保 → 会食は酒2杯まで&揚げ物はシェア → 帰宅後は水+温シャワー+就寝環境を整える。 - 自宅飲み:
量を“グラスで可視化”し、カロリー計上。ナッツは10〜15粒で止める。
◆“飲む日”のトレ設計テンプレ
パターン | トレ内容 | ポイント |
---|---|---|
飲む日の朝トレ | 全身サーキット or 上半身メイン(60分) | 強度は中〜やや高、夜は完全オフで睡眠最優先 |
飲む日の前倒し昼トレ | 基礎3種のテクニカル+補助軽め | 可動域とフォーム重視、夜は水分とPで回復 |
翌日を守る | 朝はZone2ウォーク20〜30分 | 血流でだるさを洗い流し、午後〜夜に通常トレに復帰 |
◆ありがちなNGとリカバリー
- NG:トレ直後に“祝杯”で大量飲酒 → 対策:最低でも数時間空ける or その日はノンアルで打ち上げ。
- NG:締めの高脂質ラーメン&デザート → 対策:締めは味噌汁 or 果物少量で終了宣言。
- NG:翌朝の完全断食 → 対策:水+電解質+やわらかめの高タンパ(ヨーグルト/卵)で立て直し。
◆Q&A(お酒×筋肉 編)
- Q:週にどれくらいまでOK?
A:筋量を守るなら週0〜2回・各2杯以内が扱いやすい。連続飲みは避ける。 - Q:種類で差はある?
A:甘いカクテル類は総カロリーが跳ねやすい。蒸留酒ソーダ割りやワイン少量が現実解。 - Q:プロテインと同時は?
A:吸収効率が落ちやすいので同時は回避。飲酒の前後に時間を置こう。
◆開発に置き換える“テクニカルデット管理”
お酒は開発で言えばテクニカルデット(快楽的負債)。まったくゼロにする必要はないが、発生頻度(頻度)×影響度(量)×デプロイ時期(タイミング)を管理しないとビルド(回復)が通らない。ログ(体重・睡眠・トレ記録)を見ながら、“楽しいを残しつつ強くなる”設計にしていこう。
◆今日のまとめ
- 「お酒で筋肉が落ちる」は、量・頻度・タイミングの設計ミスが原因になりやすい。
- 直後の大量飲酒と“糖×脂”のつまみ連打を避け、水+高タンパ+低脂質でガード。
- 飲む日はトレを前倒し、翌日はZone2で流し、睡眠を最優先。
◆次回予告
第83話では「食物繊維を武器に——血糖・満腹・腸内環境を同時に整える設計」を深掘り。停滞を破る“地味に効く”仕組みを実装します。
◆本日のひとこと
「飲むかどうかではなく、どう飲むかで結果は変わる。」
◆読者のあなたへ
あなたの“お酒ルール”は?頻度・量・つまみの工夫をコメントで教えてください。それではまた、“設計で強くなる毎日”でお会いしましょう!
――ジェマ
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