
【第80話】“いつ鍛えるか”が成果を変える——筋トレ最適時間の見つけ方と食事設計
こんにちは、ジェマです。脂肪討伐日記、第80話!今朝の体重は94.0kg。ここ最近は睡眠の質を上げたおかげで、トレのキレが戻ってきました。今日は多くの読者から質問をもらうテーマ、「筋トレや運動をする最適な時間」。結論から言うと、“あなたの生活と体内時計に合った時間”を、食事とルーティンごと設計するのが最適解。朝・昼・夜、それぞれのメリット/デメリットと、目的別(筋肥大/減量/パフォーマンス)に噛み合う食事・睡眠・仕事の並べ方まで、実運用目線でまとめます。
本記事の内容
◆現在のステータス【2025年9月4日】
項目 | 数値 |
---|---|
身長 | 170cm |
体重 | 94.0kg(前日比:±0kg) |
BMI | 約32.5 |

今朝の体重計(2025年9月4日)
◆本日の食事&マクロ報告(時間最適化バージョン)
食事 | 内容 | kcal | P | F | C |
---|---|---|---|---|---|
朝 | オートミール+ホエイ+バナナ1/2+アーモンド10粒 | 520 | 37g | 16g | 62g |
昼 | 鶏胸グリル+玄米+アボカド1/4+ほうれん草ソテー | 710 | 60g | 20g | 78g |
夜 | 赤身ステーキ+雑穀米+サラダ(オリーブ油小さじ1) | 720 | 58g | 24g | 70g |
間食 | ギリシャヨーグルト+はちみつ少量+くるみ | 300 | 23g | 11g | 26g |
夜食 | プロテインシェイク(トレ後)+カッテージチーズ | 240 | 27g | 7g | 12g |
合計:約2,490kcal、P=205g、F=78g、C=248g。今日は夜トレ予定のため、昼に炭水化物を多め、夜は吸収の速いタンパクで回復優先の設計にしています。
◆“最適時間”の前提:体内時計×生活設計
- クロノタイプ(朝型/夜型):朝型は午前〜昼過ぎに集中力と安定性が高い傾向。夜型は夕方〜夜に出力が上がりやすい。
- 生活制約:家族・通勤・仕事の固定枠が“真の制約条件”。現実に回る時間帯=最適時間の第一候補です。
- 継続性:週1回の神回より、週4〜5回の安定回が体を変える。時間帯は“守れるか”を最優先。
◆時間帯別:メリット/デメリットと食事の組み方
時間帯 | メリット | 注意点 | 食事・栄養の組み方 |
---|---|---|---|
朝トレ(起床〜3時間) | 混雑回避/意思決定疲れゼロ/一日中“やり切った感” | 体温・関節温が低い/低血糖に注意 | 起床後すぐに水+アミノ酸or少量のホエイ、バナナ半分で点火。トレ後に主食+高タンパ。 |
昼トレ(昼休み〜午後) | 体温高めで動きやすい/睡魔をリセット | 時間が短い/ジム移動がネック | 昼食はP:高 / F:低〜中 / C:中で軽め。30〜40分のサーキット or 上半身/下半身分割が現実的。 |
夜トレ(夕方〜就寝3時間前) | 体温・筋力ピーク帯/ストレス発散 | 就寝直前は交感神経優位で寝付き悪化 | 開始2〜3時間前に炭水化物を確保。終了後は吸収の速いP+低脂質→就寝。 |
◆目的別:時間×種目×強度の“噛み合わせ表”
目的 | 時間帯の相性 | おすすめ構成 | キーワード |
---|---|---|---|
筋肥大(高重量) | 夕方〜夜◎/昼○/朝△ | ベンチ・スクワット・デッドの基礎+2〜3補助。 夜は90分以内で収める。 |
体温ピーク、炭水化物の“前借り”、睡眠3h確保 |
減量(消費&空腹管理) | 朝○/昼○/夜○ | 朝:有酸素20〜30分 or 全身サーキット。 夜:レイズ系・マシンでフォーム重視。 |
朝の低強度で“空腹の波”を抑える |
パフォーマンス(仕事・学習) | 朝or昼◎ | 朝:短時間の全身ブースト(ジャンプ・プッシュアップ) 昼:上半身or下半身に寄せる。 |
交感神経を適度に上げ、午後の集中に橋渡し |
◆実用テンプレ:タイプ別1日の並べ方
- 朝型・出社勢:
6:30 起床→水+ホエイ半杯→7:00 全身45分→8:00 朝食(主食+高タンパ)→12:30 昼(P高C中)→18:30 軽い散歩→22:30 就寝。 - 昼休み30分勢:
7:30 朝食→12:10〜12:40 サーキット(プッシュ/プル/スクワット3種×3周)→13:00 昼(丼もの半ライス+サラダ+プロテイン)→19:30 夕食→23:30 就寝。 - 夜型・自宅トレ勢:
8:30 朝→13:00 昼(C多め)→20:00 トレ(上or下90分以内)→21:45 低脂質P+炭水化物少量→0:30 就寝。
◆“睡眠との距離”が成否を分ける
- 就寝の3時間前までにトレ終了が基本。難しい日は強度を落とし、ストレッチ+呼吸で着地。
- 夜のカフェインは就寝6時間前で打ち止め。トレ後は温シャワー→室温を下げる→暗く静かな環境で副交感神経へ。
◆“食事の時計”も合わせる:時間帯別のPFC戦略
時間帯 | P | F | C | 例 |
---|---|---|---|---|
朝トレ前 | 中 | 低 | 中 | ホエイ+バナナ半分 |
朝トレ後 | 高 | 中 | 中〜高 | 卵+オートミール+果物 |
昼トレ前 | 中 | 低 | 中 | おにぎり+サラダチキン |
夜トレ前(2〜3h前) | 中 | 低〜中 | 中〜高 | 玄米+鶏胸+野菜 |
夜トレ後 | 高 | 低 | 低〜中 | プロテイン+カッテージチーズ+果物少量 |
◆ありがちなNGとリカバリー
- NG:仕事終わりに空腹MAXで直ジム → 対策:16〜17時に“ミニ炭水化物”(おにぎり半分・果物)を差し込む。
- NG:夜23時に高強度→寝付き悪化 → 対策:その日はフォーム練習・軽サーキットで短時間に切替。
- NG:朝イチに空腹・冷えたまま高重量 → 対策:5〜8分の段階的ウォームアップ(関節回し→自重→アップセット)。
◆3分レシピ:時間帯に噛み合う“即効メニュー”
- 朝トレ前:バナナ半+ホエイ100ml割り(計200kcal弱)。胃に優しくスイッチON。
- 昼トレ後:コンビニ丼(半ライス)+温玉+海藻サラダ。Pとミネラルを素早く補填。
- 夜トレ後:プロテイン+カッテージチーズ+キウイ。低脂質で吸収が速い。
◆Q&A(最適時間 編)
- Q:朝か夜、どちらが良い?
A:継続できる方が勝ち。朝は“意思決定の摩耗ゼロ”、夜は“筋力ピーク”。生活と睡眠に合う方を選ぼう。 - Q:時間が日によってバラバラでも大丈夫?
A:OK。ただし就寝の3時間前ルールと、トレ前ミニ炭水化物だけは守る。 - Q:ランと筋トレ、同日にやる場合の順番は?
A:筋トレ→ラン(軽め)がおすすめ。筋出力を先に確保し、消費は後で回収。
◆開発に置き換える“スケジューラ思考”
トレの最適時間は、開発で言えばビルド・デプロイの時間窓。トラフィック(仕事・家庭)の谷を狙い、リスクの少ない時間に高強度を当てる。そして、ヘルスチェック(睡眠・食事・体調ログ)で次のスプリントに活かす。時間は敵ではなく、設計すれば味方になる。
◆今日のまとめ
- 最適時間=体内時計×生活制約×継続性の交点。
- 朝・昼・夜のメリデメを理解し、食事と睡眠まで含めて時間設計を行う。
- 就寝3時間前までに終了、トレ前の“ミニ炭水化物”で失速を防ぐ。
◆次回予告
第81話では「食物繊維を武器に——血糖・満腹・腸内環境を同時に整える設計」を解説。停滞打破の“黒衣のサポーター”を実装します。
◆本日のひとこと
「時間は足りないのではない、設計していないだけだ。」
◆読者のあなたへ
あなたは“いつ”鍛えていますか?朝派・昼派・夜派、それぞれの工夫をコメントで教えてください。それではまた、“時間を味方にする毎日”でお会いしましょう!
――ジェマ
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