
【第78話】卵は最強の日常食—“減量×筋肥大”を同時に支える小さな完全食
こんにちは、ジェマです。脂肪討伐日記、第78話!今朝の体重は94.0kg。停滞しがちな朝も、体のキレは悪くない。今日はキッチンの常連、卵にフォーカスします。安価・入手容易・調理が速い・味の相性が広い──しかも“体づくりの勘所”である必須アミノ酸・良質な脂質・微量栄養がギュッと詰まった万能食材。減量期でも増量期でも、卵の使い方次第で効率は大きく変わります。
本記事の内容
◆現在のステータス【2025年9月2日】
項目 | 数値 |
---|---|
身長 | 170cm |
体重 | 94.0kg(前日比:±0kg) |
BMI | 約32.5 |

今朝の体重計(2025年9月2日)
◆本日の食事&マクロ報告(卵活用デー)
食事 | 内容 | kcal | P | F | C |
---|---|---|---|---|---|
朝 | オートミール粥+卵2個の半熟ポーチド+ほうれん草+チーズ少量 | 540 | 34g | 18g | 58g |
昼 | 鶏胸100g+卵2個の親子丼(玄米)+味噌汁 | 720 | 55g | 20g | 82g |
夜 | サーモンのソテー+スクランブルエッグ(全卵1+卵白2)+サラダ | 690 | 55g | 24g | 56g |
間食 | ギリシャヨーグルト+ゆで卵1個+くるみ少量 | 320 | 28g | 12g | 22g |
夜食 | プロテインシェイク+卵白オムレツ(卵白3・きのこ) | 250 | 30g | 6g | 14g |
合計:約2,520kcal、P=202g、F=80g、C=232g。卵は“全卵と卵白のハイブリッド”で脂質とタンパク質のバランス調整がしやすいのが利点です。
◆卵が“体づくりのベース”になる理由
- 必須アミノ酸の網羅性:卵タンパクはバランスに優れ、筋合成のスイッチに効くロイシンも十分量。
- ビタミン・ミネラルの多様性:ビタミンA・D・B群、セレンやコリンなど、代謝・神経・回復に関与する微量栄養が豊富。
- 良質な脂質:卵黄の脂質は満腹感を高め、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。減量中の空腹ケアに効く。
- 調理の自由度:ゆでる・焼く・蒸す・和える。5分でタンパク20gを作れる“即応性”は最強クラス。
◆誤解クリア:コレステロール=即NGではない
食事性コレステロールの影響は個人差が大きく、通常の食事量であれば多くの人は血中値に直結しません(医師の指示がある場合は従ってください)。むしろ卵はコリンなど“代謝の潤滑油”も供給。重要なのは総摂取カロリーと脂質全体の質を管理し、血液データは定期的にチェックすることです。
◆減量×筋肥大を両立する“卵の使い分け”
フェーズ | 推奨パターン | ポイント |
---|---|---|
減量期 | 全卵1〜2+卵白2〜4でボリュームアップ | 脂質を抑えつつタンパク質を厚く。満腹維持に野菜を併用。 |
維持期 | 全卵2〜3を料理に分散 | 朝昼に振り分けて血中アミノ酸を安定供給。 |
増量期 | 全卵3〜4+乳製品・穀類とセット | カロリーをクリーンに積み上げ、合成を後押し。 |
◆タイミング学:いつ食べると効率が良い?
- 朝:卵+炭水化物(オートミール/玄米)で“起動”。日中の空腹暴走を抑える。
- トレ前2〜3時間:卵2個+米/パン少量。消化の負担を見ながら脂質量は控えめに。
- トレ後:まずは吸収の速いプロテイン、その後の食事に卵料理を添えて総アミノ酸を補完。
- 夜:卵白多めのオムレツで低脂質高タンパ。寝る前の胃もたれ回避。
◆“調理×栄養”の最適化テク
- 油は計量(小さじ1=約4.5g):オリーブ油を霧吹き/刷毛で薄く。
- 火加減は中弱火:タンパクの硬化と焦げを防ぎ、消化性を確保。
- ペアリングは緑と茶色:葉物(葉酸/カリウム)+玄米(ビタミンB群)で代謝が回る。
- 下味で満足度UP:塩+胡椒+ハーブ(パプリカ/ターメリック)で低脂質でも満足感。
◆3分レシピ:卵が主役の“減量フレンドリー”
- レンチン親子茶漬け:耐熱容器に鶏むね50g・だし・醤油少々・溶き卵1、1分半チン→玄米茶を注ぎ刻み海苔。脂質控えめで染みる。
- 卵白ふわふわスープ:中華スープに卵白2を細く流し、青ネギと生姜で代謝ブースト。
- 地中海スクランブル:全卵1+卵白2、トマト・オリーブ少々・ほうれん草、オレガノで香り良く。
◆コンビニ&外食での“卵セーフティネット”
- コンビニ:ゆで卵/味付け卵+サラダチキン+雑穀おにぎりでPFCが整う。
- 定食屋:焼き魚定食に卵(生/温玉)を追加してアミノ酸スコアを底上げ。
- カフェ:全粒粉サンドなら卵フィリングを選択。マヨは「少なめ」で依頼。
◆“NGあるある”とリカバリー
- NG:卵×マヨ×揚げ物で脂質オーバー → 対策:片方をヨーグルトソース/ノンオイルに。
- NG:卵だけで食物繊維ゼロ → 対策:必ず野菜・きのこ・海藻とセットで血糖安定。
- NG:朝食抜き→夜に卵たっぷり → 対策:朝に1〜2個配分して合成の“回数”を増やす。
◆Q&A(卵 編)
- Q:全卵と卵白、どちらが良い?
A:全卵はビタミン・脂質・コリンで満足度◎。脂質を抑えたい時は卵白をミックスして調整が最適解。 - Q:1日何個まで?
A:総カロリーと脂質配分の中で設計すればOK。血液データに不安があれば医師に相談して調整。 - Q:半熟/固ゆで、どちらが良い?
A:消化性と好みで選択。半熟は食べやすく、固ゆでは携帯性に優れる。
◆開発に置き換える“卵的思考”
卵は、開発でいう標準ライブラリ。これ一つで基本機能が揃い、プロジェクト(食事設計)の保守性が上がる。足りない部分(炭水化物・食物繊維)は外部モジュール(玄米・野菜)で補完し、全体をシンプルに回すのが正攻法です。
◆今日のまとめ
- 卵は“高アミノ酸×良質脂質×微量栄養”の完全食に近い存在。
- 全卵+卵白のハイブリッドでフェーズ別にPFCを調整。
- 朝・トレ前後・夜で役割を分け、野菜と穀類で代謝の回路を完成させる。
◆次回予告
第79話では「食物繊維を武器に—血糖・満腹・腸内環境を一気に整える戦略」を解説。停滞打破の“黒衣のサポーター”に迫ります。
◆本日のひとこと
「卵1個、習慣に足すだけで体は前に進む。」
◆読者のあなたへ
あなたの“推し卵レシピ”は何ですか?減量期・増量期それぞれの使い分けもぜひコメントでシェアしてください。それではまた、“小さな完全食を使いこなす毎日”でお会いしましょう!
――ジェマ
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