
【第94話】水分、どれだけ飲めばいい?——“体重×活動×気温”で決める最適補水
こんにちは、ジェマです。脂肪討伐日記、第94話!今朝の体重は94.0kg。朝一の体温・脈も安定、むくみ感はほぼゼロ。今日のテーマは超実務、「水分は一日にどのくらい摂取する必要がある?」。
結論から言うと、“固定量”ではなく“設計”。①体重 ②活動量(歩数・トレ)③環境(気温・湿度)の三要素で決めます。さらに、電解質(Na/K/Mg)と飲むタイミングを組み込むと、食欲・集中・パフォーマンスがガタつかず、減量の歩留まりが上がります。
本記事の内容
- ◆現在のステータス【2025年9月18日】
- ◆本日の食事&マクロ報告(“補水を設計”デー)
- ◆必要量の出し方:3ステップの“現実解”
- ◆“いつ飲むか”で成果が変わる——タイミング設計
- ◆電解質の話:水だけでは“薄まる”
- ◆“飲みすぎ”もNG——オーバーハイドレーションを避ける
- ◆“飲料の質”を整える——ゼロカロリーで味を作る
- ◆“色で見る”セルフチェック
- ◆生活に埋め込む“補水オートメーション”
- ◆トレーニング日の“補水テンプレ”
- ◆“補水×食欲”——実はダイエットの中核
- ◆ケース別:あなたの最適水量
- ◆ありがちなNGとリカバリー
- ◆Q&A(水分補給 編)
- ◆開発に置き換える“スループット設計”
- ◆今日のまとめ
- ◆次回予告
- ◆本日のひとこと
- ◆読者のあなたへ
◆現在のステータス【2025年9月18日】
項目 | 数値 |
---|---|
身長 | 170cm |
体重 | 94.0kg(前日比:±0kg) |
BMI | 約32.5 |

今朝の体重計(2025年9月18日)
◆本日の食事&マクロ報告(“補水を設計”デー)
食事 | 内容 | kcal | P | F | C |
---|---|---|---|---|---|
朝 | オートミール粥+ホエイ+半熟卵1/キウイ1/水500ml(起床〜朝食) | 560 | 39g | 16g | 70g |
昼 | 鶏胸グリル200g+玄米+海藻サラダ(ノンオイル)/味噌汁/水400ml | 720 | 62g | 19g | 78g |
夜 | 赤身ステーキ150g+雑穀米+温野菜(黒酢×レモン)/炭酸水350ml | 710 | 56g | 23g | 68g |
間食 | ギリシャヨーグルト150g+ベリー+くるみ10粒/水300ml | 320 | 24g | 14g | 28g |
夜食 | プロテインシェイク+カッテージチーズ/ハーブティー300ml | 230 | 26g | 6g | 12g |
合計:約2,540kcal、P=207g、F=78g、C=256g。
終日での“飲水ログ”は約1.85L(食事の水分を除く)。このあとトレを入れる日は、運動前後で+500〜1000mlを上乗せします。
◆必要量の出し方:3ステップの“現実解”
- 基準水量:体重(kg) × 30〜35ml(例:94kg→2.8〜3.3L)。
食事由来の水分(汁物、果物)も入るので、飲料としてはこの8割を目標に。 - 活動補正:歩数+2000歩ごとに+200〜300ml。筋トレ・ランなど汗をかく日は+500〜1000ml。
- 環境補正:気温/湿度/冷暖房。暑い・蒸す・乾燥のいずれかで+300〜500ml。
最終的には、尿色(淡いレモン色)と体重変動(運動前後±1%以内)で着地確認をします。
◆“いつ飲むか”で成果が変わる——タイミング設計
タイミング | 量の目安 | ねらい |
---|---|---|
起床直後 | 300〜500ml | 寝汗後の再起動。胃腸にやさしく常温で |
各食の30分前 | 150〜250ml | 食べる速度が落ち、満腹の立ち上がりが早い |
食事中 | 150〜250ml | 咀嚼メイン。がぶ飲みは× |
トレ30〜60分前 | 300〜500ml | 運動中のパフォーマンス安定 |
トレ中(汗をかく) | 15–20分ごとに100–200ml | のどの渇き“前”に少しずつ |
就寝2h前まで | 200〜300ml | 夜間頻尿を避ける。就寝直前は控える |
◆電解質の話:水だけでは“薄まる”
- ナトリウム(Na):汗で最も失う。長時間/発汗多なら、0.1〜0.2%食塩相当の補給が快適。
- カリウム(K):むくみケアの裏方。果物・芋・海藻・豆を食事に配置。
- マグネシウム(Mg):脚つり対策・睡眠の質。ナッツ・豆・カカオ+必要ならサプリで微調整。
スポドリは便利ですが糖が乗りやすい。水+塩ひとつまみ+レモンや、無糖電解質タブレットで代替すると減量期向きです。
◆“飲みすぎ”もNG——オーバーハイドレーションを避ける
- 短時間に大量摂取は、低ナトリウム血症のリスク。のどの渇きが消えるペースで小分けに。
- 尿が無色透明&頻尿が続く=飲みすぎサイン。電解質と回数を調整。
- 持病・妊娠中・腎/心機能に指示がある方は、医療者の指示を最優先。
◆“飲料の質”を整える——ゼロカロリーで味を作る
飲料 | 使いどころ | 注意点 |
---|---|---|
水(常温/冷) | 全時間帯の基礎 | 冷えに弱い人は常温メイン |
炭酸水 | 食前・午後のリフレッシュ | 満腹で食事量が落ちすぎないように |
無糖のお茶 | 食中の口直し | カフェインは就寝6h前で打ち止め |
黒酢/レモン水 | 味の変化・食欲コントロール | 酸は希釈し、歯のケアを |
スポドリ | 長時間の発汗時 | 糖量に注意。薄める or 無糖電解質へ |
◆“色で見る”セルフチェック
- 濃い琥珀色:水分不足。コップ1杯を今すぐ+次の1時間で200ml。
- 淡いレモン色:ベストレンジ。維持。
- 無色透明&頻尿:飲みすぎか電解質不足。ペースダウン+塩を少し。
◆生活に埋め込む“補水オートメーション”
- 500ml×4本ルール:朝・昼・午後・夜で1本ずつ。“空ボトル=チェックマーク”化。
- アラーム連動:PC休憩と同時に200ml。タスク切替=飲むを条件反射に。
- 味のローテ:水→炭酸→お茶→水…と味変で飽きを回避。
◆トレーニング日の“補水テンプレ”
場面 | 量/内容 | メモ |
---|---|---|
−60〜0分 | 水300〜500ml+塩ひとつまみ | 食後なら薄めでOK |
トレ中 | 100〜200ml×15–20分毎 | 発汗で調整。脚トレは多め |
+30分 | 水300ml+果物少量 or 無糖電解質 | グリコーゲン補充の導線 |
◆“補水×食欲”——実はダイエットの中核
空腹だと思っても、実は喉の渇きだったケースは多い。まず水、次にタンパク、そして繊維。この順で組むと暴食トリガーが減り、カロリー設計のズレが小さくなります。
◆ケース別:あなたの最適水量
タイプ | 目安 | コツ |
---|---|---|
デスクワーク中心 | 体重×30ml+歩数補正 | 炭酸水で“飲むきっかけ”作り |
屋外作業/猛暑 | 体重×35ml+汗補正1000ml | 電解質を一緒に。帽子・日陰 |
減量末期 | むくみやすい→Na/Kバランス | 塩を怖がらず“適量”を |
冷え性 | 温かいお茶中心で同等量 | 冷水でお腹を冷やしすぎない |
◆ありがちなNGとリカバリー
- NG:午前ゼロ→夕方に一気飲み → 対策:500ml×4本の“分割投資”。
- NG:スポドリ常飲 → 対策:トレ時のみ。普段は水+無糖電解質。
- NG:コーヒーで置き換え → 対策:コーヒーは“味”。水と1:1で並走。
◆Q&A(水分補給 編)
- Q:目安の“3L”は多すぎ?
A:94kg・活動ありなら妥当域。尿色・頻度・体調で微調整を。 - Q:お茶やコーヒーも“水分”に入る?
A:カフェイン入りでも水分です。ただし夜の睡眠を崩さないようタイミングに注意。 - Q:むくむのが怖い…
A:水を減らすのではなく、Na/K/Mgのバランス・運動・睡眠を整える。
◆開発に置き換える“スループット設計”
補水は、身体というシステムの冷却&輸送レイヤ。
入力(食事・トレ)に合わせて流量(飲水)と電解質(プロトコル)をチューニングすると、スループット(代謝・集中)が安定し、エラー(暴食・だるさ)が減る。数字で回るダイエットは、ここが静かに効いてきます。
◆今日のまとめ
- 水分は体重×30–35mlを基準に、活動・環境で上乗せ。
- タイミングは起床・食前・トレ前中後・就寝2h前を押さえる。
- 電解質を忘れず、尿色=レモン色をKPIに微調整。
◆次回予告
第95話では「“歩数ダッシュボード”完全運用——朝昼夜の割り振りと体重の相関」を深掘り。
補水と歩数、食欲の三角関係を時間割で最適化します。
◆本日のひとこと
「水が整えば、食欲はおとなしくなる。」
◆読者のあなたへ
あなたの“補水ルール”は?ボトル運用・味変・電解質の工夫をコメントで教えてください。
それではまた、“設計して飲む毎日”でお会いしましょう!
――ジェマ
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