ジェマの脂肪討伐日記【2025.9.12】

【第88話】サプリは必要か?——“食事が本体、サプリは差分”の設計思想

こんにちは、ジェマです。脂肪討伐日記、第88話!今朝の体重は94.0kg。トレ前の集中がスッと入るようになり、関節の違和感も軽い。今日のテーマは直球、「ダイエットにサプリは必要か?」
結論から言うと、サプリは“近道”ではなく“ショートカットの安全策”。食事・睡眠・運動を満たしたうえで、抜けやすい栄養の差分を埋める道具として使うと最強。逆に、土台が崩れている状態でサプリを足しても、体はほとんど動きません。今日は“食事>行動>サプリ”の順に、現実的な設計図を提示します。

◆現在のステータス【2025年9月12日】

項目数値
身長170cm
体重94.0kg(前日比:±0kg)
BMI約32.5

今朝の体重計(2025年9月12日)

◆本日の食事&マクロ報告(“食事が本体”デー)

食事内容kcalPFC
オートミール粥+ホエイ+半熟卵1/プレーンヨーグルト150g+ベリー56040g16g68g
鶏胸グリル200g+玄米+海藻サラダ(オリーブ油小さじ1)72062g20g76g
サバ塩焼き(中)+雑穀米+味噌汁+青菜おひたし72055g25g70g
間食ギリシャヨーグルト150g+くるみ10粒+はちみつ小さじ132025g14g26g
夜食プロテインシェイク+カッテージチーズ23026g5g12g

合計:約2,550kcal、P=208g、F=80g、C=252g
サプリに頼りすぎないための“カバー設計”として、魚(EPA/DHA)・乳製品(Ca)・全粒(食物繊維)を分散配置しています。

◆サプリは必要?—答えは「状況次第」。まず“土台の三角形”を満たす

  • 食事(PFC・微量栄養・水分):8割がここで決まる。まずは体重×1.6〜2.2gのたんぱく質と、野菜/海藻/きのこでミクロ栄養を確保。
  • 睡眠(7〜8h):最強の“回復サプリ”。寝不足は食欲・判断・筋合成を鈍らせる。
  • 運動(筋トレ+有酸素):筋肉は“刺激”がないと育たない。週3〜5回を“型”で回す。

この三角形が回っているなら、不足しがちな栄養をピンポイントで補う意味でサプリは有効。逆に、土台が崩れているうちは“効果を感じない”が正直なところです。

◆実用カテゴリ分け:優先度で整理しよう

レベルサプリ目的/効用使いどころ
必須に近い(人を選ばず有用) ホエイ/カゼイン タンパク確保・回復 食事でPが届かない日、トレ前後の“時短”に
クレアチン(3〜5g/日) 高強度出力・筋量維持の後押し 筋トレ習慣がある人のベースサプリ
ビタミンD(用量は血液値で調整) 骨/免疫/筋力の基盤 日照不足・在宅勤務・冬季に相性◎
条件付きで有効 マルチミネラル/マルチビタミン 微量栄養の“穴埋め” 外食・カロリー制限が続く期間に
オメガ3(魚油/EPA・DHA) 関節/回復/メンタルの土台 魚が週2〜3回摂れない人に
マグネシウム 睡眠の質・筋収縮・便通ケア 脚攣りや便秘気味の人に
目的が合えば強力 カフェイン(100〜200mg) 集中・努力感の低下 トレ前30–60分。就寝6h前以降は×
ベータアラニン 高回数域の粘り(乳酸耐性) ピリつきが苦手でない/競技志向の人
優先度低/非推奨 “脂肪燃焼”系の刺激物多配合 心拍・睡眠悪化リスク まずは食事設計とNEAT(歩数)を

◆サプリは“味方にも敵にも”なる——運用5原則

  1. 食事の代替ではなく補助:プロテイン=肉魚卵の代わりではない。不足分を埋めるのが役割。
  2. 用量・タイミングを固定:クレアチンは“毎日”が前提。カフェインは“必要な日だけ”。
  3. ひとつずつ導入:同時に3種入れると体感が判別不能。2週間単位でABテスト。
  4. 副作用ログ:胃の不快感・眠気・動悸などはすぐ記録。合わない物は“撤去”。
  5. 血液データで微調整:D・鉄・B12・フェリチンは特に“実測”で。医師の指示が最優先

◆“食事>行動>サプリ”の配列で、成果は最大化する

  • 食事:P先行(毎食20–40g)+主食は全粒/食物繊維+油は計量。
  • 行動:歩数7000〜10000、週3〜5の筋トレ、就寝3h前にトレを終える。
  • サプリ:不足・目的に合わせて“差分”を補う。

この順番を崩さないだけで、“サプリ依存→サプリ活用”に変わる。お金のかけ方もスマートになります。

◆よくある勘違い(神話のデバッグ)

  • 神話1:「プロテインを飲むと太る」→ カロリーの総量次第。お菓子を置き換えればむしろ痩せやすい。
  • 神話2:「クレアチンでむくむ」→ 筋細胞内の水分が増えて“張る”。性能UPのサインであり脂肪ではない。
  • 神話3:「マルチを飲めば食事は適当でOK」→ 食事の食物繊維・ポリフェノール・咀嚼はサプリで代替不可。
  • 神話4:「燃焼サプリで勝てる」→ 消費の本体は活動量と筋量。刺激物は副作用コストが乗りやすい。

◆タイプ別・導入テンプレ(実運用)

タイプ導入セットタイミング
ダイエット期(-カロリー) ホエイ、マルチ、オメガ3、マグネシウム 朝:マルチ/昼:食事/夜:Mg/魚が少ない日はオメガ3
筋肥大期(+カロリー) ホエイ+カゼイン、クレアチン、ビタミンD トレ前後:ホエイ/就寝前:カゼイン/毎日:Cr・D
忙しい社会人 ホエイ(職場置き)、マルチ、カフェイン 会議前:コーヒー or 100mg/昼:マルチ/移動中:ホエイ

◆安全ガイド:ここだけは守る

  • 相互作用:服薬(抗凝固薬/甲状腺/糖尿)と一部サプリは相性注意。医師・薬剤師に相談を。
  • 品質:第三者検査・原材料表示が明確なブランドを。“ proprietary blend ”は用量不明に注意。
  • カフェイン耐性:就寝6h前で打ち止め。総量は1日400mgを超えない運用が無難。

◆“費用対効果”を数字で考える

項目月コスト目安体感/汎用性コメント
ホエイ(1日1杯)2,000〜3,500円高/高朝や外出時の“P穴埋め”として最強
クレアチン(5g/日)800〜1,500円中〜高/筋トレ民コスパは全サプリ中トップクラス
ビタミンD300〜800円中/季節・在宅で有効血液検査で上限管理
オメガ31,000〜2,500円中/魚不足時魚を食べる週はオフでも良い

◆3分レシピ:サプリに頼らない“栄養ブースト”

  • ヨーグルトPボウル:ギリシャ150g+オート30g+卵白1+ベリー。混ぜて2分チンで温デザート。
  • サバ缶レモン丼:玄米+サバ水煮1缶+レモン+黒胡椒。EPA/DHAを“食事で”補給。
  • チキン&カッテージ:胸肉100g+カッテージ50g+黒胡椒。高P低Fの王道。

◆ありがちなNGとリカバリー

  • NG:“まずサプリ、あとで食事” → 対策:朝食のP確保(卵/ヨーグルト/ホエイ)から逆算。
  • NG:成分テンコ盛りプレワークで動悸 → 対策:カフェイン単体で用量を可視化、必要日に限定。
  • NG:一度に色々開始 → 対策:1種ずつ2週間テスト、体感をログ化。

◆Q&A(サプリ 編)

  • Q:ダイエット初心者は何から?
    A:ホエイ+マルチで“抜け”を塞ぎ、クレアチンは筋トレ習慣がついたら導入。
  • Q:飲む時間は?
    A:ホエイ=トレ前後/朝、クレアチン=いつでも(毎日)、ビタミンD=食後、カフェイン=トレ30–60分前。
  • Q:サプリなしでも痩せられる?
    A:余裕で可能。PFC・歩数・睡眠が整っていれば、サプリは“快適性のブースト”です。

◆開発に置き換える“依存と拡張の見極め”

サプリは、開発でいえばプラグイン
コア(食事・睡眠・運動)が貧弱だと、どんなプラグインを足しても落ちる。逆に、堅いコアの上で必要最小限のプラグインを差すと、軽くて強いプロダクトになる。
合言葉は、“食事が本体、サプリは差分”

◆今日のまとめ

  • サプリは近道ではなく、“不足の差分”を埋める道具
  • 優先度は、ホエイ/クレアチン/ビタミンD/(魚不足なら)オメガ3から。
  • “食事>行動>サプリ”の順番を崩さず、1種ずつABテストで体感を見極める。

◆次回予告

第89話では「コンビニ縛りで痩せる——朝・昼・夜・間食の“秒で決まる”型・拡張版」を公開。移動日でも体重を動かすラインナップを実装します。

◆本日のひとこと

「土台が強い者だけに、プラグインは効く。」

◆読者のあなたへ

あなたの“効いたサプリ/合わなかったサプリ”は?目的・用量・タイミングと一緒に、コメントで教えてください。
それではまた、“食事を本体にして結果を出す毎日”でお会いしましょう!
――ジェマ

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